10月になり、秋の風を感じるようになり、朝晩は肌寒くなってきました。
気温が下がると気血の動きが遅くなり、汗をかきにくく、乾燥しやすくなります。
また、東洋医学では、秋は「肺」の季節といわれています。この「肺」という臓器は「気・血・水」を全身に巡らせる働きをしています。肺は乾燥が苦手な臓器のため、秋の乾燥でダメージを受けると血の巡りや水分代謝が悪くなり、風邪を引きやすくなります。
潤いを出してくれる食べ物で、肺の機能を高めてあげましょう。梅・ブドウ・梨など甘酸っぱいものは水分を補ってくれます。また、ネギ・シナモン・紫蘇などは気血の巡りを良くしてくれます。
旬の食べ物がその時期の身体に必要なことが多いものです。食欲の秋。食べ過ぎに気をつけつつ、秋の味覚を楽しんでください。
〈材料〉
酒粕 … 10g
れんこんのおろし汁 … 25cc
しょうが汁 … 少々
砂糖 … 大匙1
水 … 100cc
〈作り方〉
1. 鍋に酒粕と水を入れてふやかす。
2. 砂糖を加えて火にかけ、なめらかになるまで煮る。
3. れんこんのおろし汁を加えて火を止め、生姜汁を加えたら完成!
※ れんこんの搾りかすはハンバーグなどの具材にしましょう。
〈効能〉
・れんこん … のどの渇きを癒す・水分を補う
呼吸機能を高める
・酒粕 … エネルギーを補う
血行を促し、冷え対策に。
※ 甘酒には酒粕からつくられるものと米と麹を発酵させてつくられるものの2種類あります。お子様向けにはアルコールのない米・麹からつくられた甘酒を利用しましょう。