日本では昔から夏になるとすだれをかけ、家中の風通しをよくし、「涼」を感じる知恵や文化をとりいれてきました。
食べ物にも旬の食材を取り入れて、暑い夏を乗り切るための知恵があります。
薬味として使われる紫蘇は暑さで食欲が落ちるこの時期には積極的に取り入れたい食材の一つです。紫蘇には胃液の分泌をよくし食欲を増進させる作用があります。また紫蘇の香りには強い内関防腐作用があるため食中毒を防ぐ効果があります。刺身のつまや薬味にシソ
の葉を添えるのはシソの香りが食欲を高めるだけでなく、解毒作用が生魚による中毒を防いでくれることを経験的に知っていた先人の知恵ですね。
〈材料〉
あか紫蘇の葉—50g
水 —500ml
グラニュー糖—25g
レモン汁
〈作り方〉
① 紫蘇の葉はよく洗っておく。
② 鍋に水を入れて沸騰させて、紫蘇の葉を入れ、5分くらい煮ながらあくを取る。
③ 葉を取りだして絞り、グラニュー糖とレモン汁を加える。
グラスに氷を入れ好みの濃度に薄めていただきましょう。