【7月】7月の養生

東洋医学の考え方の根底には古代中国の自然哲学思想があります。この自然哲学の考え方で、身体や病気の仕組みをとらえたり、治療法について考えたりしています。
その一つに「陰陽」「五行」というものがあります。
陰陽とは、万物を陰と陽の2つの性質に大別してとらえるものです。例えば月と太陽を一対のものとすると静的な性質を持つ月は「陰」、動的な性質を持つ太陽は「陽」です。
五行は、木火土金水の5つの要素がそれぞれ特有の性質を持ってお互いに関係しあい存在しているという考え方です。自然や社会にあるものを5つのいずれかの性質にあてはめ、たがいの関係の中でとらえていく概念です。
7月後半になり、夏になってくると象徴する臓は「心(しん)」です。木火土金水の「火」にあたります。血液の循環はもちろんですが、精神とのつながりがとても深い臓と言われています。夏の陽気が心に影響し、気持ちが高揚しやすいですが、行き過ぎると落ち着きがなくなり、注意力が散漫になります。まずはこころを落ち着けて、「心」を安定させることも大切な養生になります。

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