いよいよ12月になりました。
漢方の古典「黄帝内経素問」には、「冬の間は、静かに養生しなさい。さもなければ春に熱病にかかってしまいますよ」ということが書かれています。現代病である花粉症などもこれにあたると考えることができます。
辛いものの食べ過ぎや、厚着、暑いお風呂や力仕事などによる汗のかきすぎを避け、こころをリラックスさせておくことが、冬を乗り切り、また健康に春を迎えるために大切なのです。
また、健康のために顔をさすることも有効と言われています。顔は五臓が現れる場所なので、さすることで気をめぐらし、顔色を良くすることで五臓(内臓)の状態も良くなるということです。髪の生え際から下に数回、手で撫でおろします。
中国では、朝早くから公園などで太極拳や気功をしている人たちを見かけますが、必ず顔をこする動作が入っているそうです。朝顔を洗うとき、夜お風呂屋やお布団の中など、意識的に取り入れて、心と身体に優しい習慣を身につけたいですね。
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