4月4日は清明(せいめい)、万物が清らかで生き生きとする季節になりました。七十二候では4月5日は玄鳥至(つばめきたる)4月10日は鴻雁北(こうがんかえる)と、渡鳥が入れ替わる頃にもなります。
そして4月19日は穀雨です。4月20日頃は葭始生(あしはじめてしょうず)4月25日は霜止出苗(しもやみてなえいずる)など、気温が上がるのと同時に春雨に大地が緩み潤う頃です。作物が芽吹き、いよいよ新緑が鮮やかになり、春の花々も鮮やかに彩る季節に移り変わって行きます。
この季節、肝の高ぶりが続いていると、相克関係にある脾が弱ってきてしまいます。脾とは胃腸を表しますので、消化吸収機能の低下につながります。
4月は新学期や新しい環境が始まる季節です。規則正しい生活とともに、消化が良いものを取るように心がける、脾の働きを助ける甘味のものをプラスする、胃腸を冷やさないよう、冷たいものを取りすぎないなどの工夫をしましょう。
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